Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー レビュー

スパイダルコのダイスと言うナイフをレビューいたします。
私はカーボンが使われているものが好きです。
このナイフもハンドル素材にカーボンが使用されています。
スパイダルコのブレードデザインはあまり好きではなかったのですが。
ダイスやドラゴンフライ等のリーフシェイプのブレードは好きです。
ダイスはドミノの少し小さいバージョンですね、私の用途、好みではこれでもまだ大型フォルダーの部類かもしれません。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
このナイフのカーボンパターンは通常のパターンとは少し違っていて、独特のカーボンパターンをしています。
カーボンは表面にラミネートされているだけで、本体はG10です。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ハンドル右面はチタン製で、よくある荒い仕上げ?の処理がされています。
海外のブログを読んでいると「bare brushed titanium」と表現されていますね。
直訳すると「裸の起毛チタン」?「素のつや消しチタン」と言った感じですかね。
ポケットクリップは磁石がつくので鉄製ですね。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ハンドル左面(写真では右)はチタンの上にカーボンをかぶせています。
チタンのみの方は3mm、チタン&カーボンの方は4mmで1mmの差があります。
ハンドル厚は約12mmです。
ハンドルの角は大きめにべべリング加工されており、握りやすくなっております。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
チタン&カーボンで高級感のある佇まいですね。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ポケットクリップにもスパイダルコロゴ、こちらはレーザー刻印でしょうか。

ブレードのこちら側にあるう○こみたいなマークは「Signatures on blades」と言われる
デザイナーのサインのようです。
このマークは「Eric Glesser」さんのサインでEとGを表しているのでしょうね。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
人差し指にチョイル、親指にジンピングで細かい作業が得意なデザインになっています。
ブレードのオープンは
1.親指でサムホールを抑えながらのオープン。
2.親指でサムホールを弾いてのオープン。
3.人差し指を使ったフリッパーのオープン。
4.中指を使ったスパイダルコオープン。
の4種類のオープン方法があります。
フリッパーでのオープンは楽しいのですが、実用で言うと1・2・4の方が手の中での持ち替えが少なくて好きです。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
見る角度によって、印象が少し変わるのもこのカーボンパターンの魅力です。
ブレードは美しいヘアライン加工が施されています。
「ナイフな道具なんだから傷ついてなんぼ」という方もいますが。
ラフに扱って傷つけるのは私には無理です^^;

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
フレームロックの内側にステンレスのインナーが入っていて、耐久性の向上が図られています

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ブレード左面にはスパイダルコのロゴが彫り込まれていて、銅色?でコーティングされていますね。
他の製品はレーザー刻印のものが多いと思うのですが、これは手が込んでますね。
海外のフォーラムによると、台湾製の物はこのような彫込ロゴが使われていると言っている人もいます。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ブレードは約3mm厚のフルフラットグラインドで、刃先に0.5mm程の小刃が付いています。
峰部分のエッジは立ったままです。

鋼材はCTS-XHP。
Wikipediaによると
「Carpenter Technology製のCTS-XHP。多くの場合、D2のステンレスバージョンと呼ばれます。」
との事。
カーボン1.60% クローム16%で硬度と耐食性に優れ、切れ味は抜群で刃持ちのいい鋼材らしいですが。
正直私は鋼材はそこまでこだわっていません。
私のナイフの用途といえば
デスクでの「鉛筆削り」「封筒開封」「ダンボール開梱」等がメインです。
キャンプ等では傷が付いても後悔しない安めのナイフを持っていくビビリですので^^;

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ポケットクリップは左右上下どこでも好きな位置につけ直す事ができます。
EDCはしないので私はポケットクリップ自体使わないですね。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
ブレードを取り外せる状態まで分解して清掃してみました。

Sryderco Dice CTS-XHP カーボン&チタンフォルダー
こうやって見るとナイフ毎の違いが色々わかって面白いですよね。
ブレードのロック機構が独特でかなり頑丈そうな造りです。
フルフラットの薄いブレードでここまで頑丈にしても荒い使い方は出来ないと思いますが、頑丈なのは良い事です。
ピボットのネジは緩すぎず、締めすぎず丁度良い具合の位置があり、そこで合わせてやるとフリッパーもほんの少し軽快になったような気がします。

高級感のある見た目(実際に高いと思います、約3万円)で所有欲を満足させてくれる1本です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA